芸術の都パリには、ルーヴルやオルセーに代表される世界屈指の美術館が点在しています。ところが、そうした有名館の陰に隠れて、実は「入場無料」で楽しめる本格的な美術館が数多く存在していること、ご存知ですか?
しかもその多くは、19世紀〜20世紀の傑作を収めた美術館や、芸術家のアトリエをそのまま公開したような個性派施設ばかり。予算を気にせず、気軽に芸術と出会えるのは、旅人にとっても在住者にとっても大きな魅力です。
本記事では、常時無料で開放されているパリのおすすめ美術館を厳選し、それぞれの特徴と回遊ルートまで詳しくご紹介します。「初めてでも入りやすい」「短時間でも立ち寄れる」といった視点を大切に、パリならではの美術館体験を提案します。
En Français フランス語訳
Paris, capitale mondiale des arts, abrite de nombreux musées prestigieux tels que le Louvre ou le Musée d’Orsay. Mais saviez-vous qu’en marge de ces institutions célèbres, la ville compte aussi un grand nombre de musées de grande qualité… totalement gratuits ?
Beaucoup d’entre eux présentent des chefs-d’œuvre du XIXe et du XXe siècle, ou conservent l’atelier d’un artiste tel qu’il était à son époque. Cette opportunité de découvrir l’art sans contrainte budgétaire est un atout aussi bien pour les voyageurs que pour les résidents.
Dans cet article, nous avons sélectionné les meilleurs musées gratuits de Paris, en détaillant leurs particularités et en suggérant des itinéraires de visite. Que vous soyez de passage ou installé depuis longtemps, vous trouverez ici des expériences artistiques faciles d’accès et typiquement parisiennes.
【常時無料】おすすめ美術館10選
この記事でこれからご紹介する10の美術館の位置関係をマイマップで確認してみましょう。この記事に出てくる順番に合わせて番号を振りました。
【マップで確認】パリおすすめ無料美術館Google マイマップ
・黒の印は【常時無料】
・黄色の印は【第一日曜が無料】
・オレンジ色は【第一金曜18時から無料】
Googleマイマップの操作方法
📌左上のアイコンをタップすると全ての施設名の一覧表が開きます
📌右上の正方形のアイコンをタップすると、Googleマップで表示されます
📌地図上の番号をクリックすると、施設の詳細が表示されます
1. プチ・パレ美術館(Petit Palais)
建物そのものが芸術!19世紀絵画や工芸も無料で鑑賞
1900年のパリ万博のために建てられたプチ・パレ。内部は市立美術館として整備され、ルネサンスから19世紀末に至る西洋美術の優品が所蔵・展示されています。コロー、クールベ、モネ、セザンヌ、ロダンなどの作品のほか、フランス的な装飾芸術や家具、陶器類も充実。回廊式の構造と中庭の静けさが、作品鑑賞の体験を一層豊かなものにしています。庭園も美しく、穴場的スポット。

▶️ アクセス
メトロ1号線・13号線「Champs-Élysées – Clemenceau」駅すぐ。
▶️ 開館時間・休館日
10:00〜18:00(月曜休館)/ 金・土は20:00まで開館
▶️ ひとことレビュー
外観も内観もまさに芸術作品とも言える美しさ。無料でこれだけ見られるのは驚き!何度も訪れたい美術館の一つです。また、有料企画展は、様々な時代やテーマを扱っていて、どれも充実した内容です。
館内にある「Café 1902」は静かな中庭に面した隠れ家的カフェレストラン。無料常設展の見学後の休憩に立ち寄るのにも便利。シャンゼリゼ〜グラン・パレからも近いので、観光の合間の休憩にも最適です。
公式サイトではバーチャルツアーも体験できるので、パリまで足を運ぶことが難しい方も館内の雰囲気を味わうことができます。画面真ん中のボタンをクリックすると開始します。👉 プチ・パレのバーチャルツアーへ

クロード・モネの「ラヴァクールの日の出」(1880年)を所蔵していることで有名な美術館です。
2. カルナヴァレ美術館(Musée Carnavalet)
パリの歴史を体感!街と市民の視点から描き出す圧巻の歴史博物館。
マレ地区にあるカルナヴァレ美術館は、パリ市の成り立ちから現代に至るまでの都市の変遷と市民の生活を膨大な資料とともにたどることのできるユニークな施設です。ルネサンス様式の邸宅を利用した建築の美しさもさることながら、ルイ14世の時代の家具や、フランス革命期のマリー・アントワネットの肖像画、19世紀のパリ万博関連の工芸品、さらには現代までの広告や日用品にいたるまで、展示物は多彩で生き生きとしています。市民の視点から歴史と芸術を融合して見せる、パリ愛に満ちた美術館です。

▶️ 所在地・アクセス
マレ地区。メトロ1号線「Saint-Paul」駅から徒歩5分。
▶️ 開館時間・休館日
10:00〜18:00(月曜休館)
▶️ ひとことレビュー
パリの街並みの変遷を感じられる展示が魅力です。写真がまだ存在しなかった時代の貴重な資料として、昔のセーヌ川河畔を描いた風景画などはとても興味深く映ります。歴史好きには、何度でも訪れたくなる美術館です。
カルナヴァレ美術館専用のアプリは日本語に対応しており、無料で配布されています。アプリでは主要作品の紹介に加え、展示作品を通してパリの歴史を時代別に解説した日本語ガイドを聞くことができます。

〈カルナヴァレ美術館〉無料音声ガイドアプリ👉 iPhone / Android
公式サイト【日本語】
3. パリ市立近代美術館(Musée d’Art Moderne de la Ville de Paris)
20世紀〜現代美術を体系的にたどれる、市立の本格モダン美術館。
セーヌ川沿いに位置するこの美術館は、1905年以降の現代美術を中心に展示。デュフィの《電気の精》の大壁画や、マティスの装飾作品など、モダンアートの名作に無料で出会える貴重な場所です。
1937年のパリ万博を機に建てられたパレ・ド・トーキョー内に位置するこの美術館は、フランス国内でも有数の20世紀・21世紀美術の公的コレクションを誇ります。ピカソ、マティス、ブラック、デュビュッフェ、ソニア・ドローネーなど、モダンアートの巨匠たちの作品を多数所蔵。特にラウル・デュフィによる壁画《電気の精》の展示空間は圧巻で、芸術と建築が融合するパリらしい体験を味わえます。常設展は無料で、見応えのあるボリュームと構成力を兼ね備えた施設です。
▶️ 所在地・アクセス
パレ・ド・トーキョー内。メトロ9号線「Alma-Marceau」駅または「Iéna」駅から徒歩5分以内。
▶️ 開館時間・休館日
10:00〜18:00(月曜休館)/ 木のみ21:30まで開館(常設展のみ)
▶️ ひとことレビュー
モダンアート好きにはたまらない空間。開放感のある展示室と立地の良さも魅力!美術館専用のアプリ(英語・仏語)が無料で配布されています。アプリでは美術館マップ、主要作品の解説、テーマに沿ったガイドツアーなど好みに応じてダウンロードして利用できます。
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4.コニャック・ジェイ美術館(Musée Cognacq-Jay)
18世紀美術と暮らしの美意識に浸る、優雅なブティック美術館。
サマリテーヌ百貨店の創業者エルネスト・コニャックとその妻マリー=ルイーズ・ジェイが築いたコレクションをもとに開館した本美術館は、18世紀フランスの美術・工芸・生活文化に特化した上質な小規模美術館です。ブーシェ、フラゴナール、シェルドランといったロココ期の画家の作品のほか、精緻な家具や陶磁器、ミニアチュール、化粧道具などの室内装飾品が、かつての邸宅空間に美しく展示されています。パリの洗練と、私的な芸術愛好の精神が息づく、隠れた名所です。

▶️ アクセス
メトロ1号線「Saint-Paul」駅、メトロ11号線「Rambuteau」またはメトロ8号線「Chemin Vert」駅から徒歩数分
▶️ 開館時間・休館日
10:00〜18:00(月曜休館)
▶️ ひとことレビュー
18世紀のパリの邸宅にタイムスリップしたかのような美術館。ロココ様式の絵画や精巧な装飾品が並び、静かな空間で当時の上流階級の生活を感じることができます。18世紀のフランスに興味がある方にぜひおすすめする美術館です。
徒歩数分で行けるカルナヴァレ美術館、ヴィクトル・ユーゴ記念館と合わせて巡るのもおすすめです。
5. バルザックの家(Maison de Balzac)
文豪バルザックの暮らしと創作の舞台をたどる、静謐な隠れ家美術館。
セーヌ川を見下ろすパリ16区パッシーの丘に佇む「バルザックの家」は、19世紀フランス文学の巨匠オノレ・ド・バルザックが『人間喜劇』の一部を執筆した実在の住居です。家具や自筆原稿、初版本などが保存され、バルザックの創作世界と日常生活を肌で感じることができます。
庭園からはエッフェル塔が望め、都市の喧騒から離れて静かに文学と芸術に向き合える場所です。美術館としての規模は小ぶりですが、文学とパリの深い関係にふれる貴重な体験ができます。

▶️ 所在地・アクセス
パッシー地区。メトロ6号線「Passy」駅から徒歩5〜10分。
▶️ 開館時間・休館日
10:00〜18:00(月曜休館)カフェRose Bakery
▶️ ひとことレビュー
バルザックの書斎では、執筆机や椅子が展示されていて、創作の息吹を感じることができました。また、小説の登場人物や場面を描いた版画の展示が印象的でした。
正面入口とは反対側にあるrue Berton(ベルトン通り)にはバルザックの家の敷地に面した門があります。この通りは、バルザックが借金取りから逃れるために利用したとされる非常に狭い石畳の道で、18世紀の面影を色濃く残しています。人通りも少なく、静かなこの道を歩くと、まるで過去にタイムスリップしたような感覚になります。バルザックの家を訪れる際には、ぜひこの通りも散策してみてください。
〈バルザックの家〉無料音声ガイドアプリ(フランス語・英語)もあります👉 iPhone / Android

6. セルヌスキ美術館(Musée Cernuschi)
東洋美術の粋を集めた、パリが誇るアジア美術専門館。
ヨーロッパにおける中国美術の収集家アンリ・セルヌスキの邸宅を改装し、1913年に開館したこの美術館は、仏像・書画・青銅器など東アジアの美術品を1万点以上所蔵する本格的な施設です。特に中国・漢〜唐代の工芸品や、宋〜清代の書画が充実しており、展示空間も静謐かつ洗練されています。中庭を取り囲む建築は和と洋が融合した独自の趣を持ち、観賞者に深い静けさと瞑想的な余韻を残します。美術ジャンルの幅を広げたい方にもおすすめです。
▶️ アクセス
メトロ2号線「Villiers」または「Monceau」駅、メトロ3号線「Villiers」
▶️ 開館時間・休館日
10:00〜18:00(月曜休館)
▶️ ひとことレビュー
パリの静かな住宅街に佇むセルヌスキ美術館。中国や日本の美術品が並ぶ中、目黒の蟠龍寺から移された高さ4.4メートルの阿弥陀如来像が圧巻。また、この美術館でしか観られない歌川国貞の浮世絵や横山大観の日本画も注目です。
7. ブールデル美術館(Musée Bourdelle)
ロダンの弟子ブールデルの彫刻世界を体感できる、アトリエ併設の芸術空間。
彫刻家アントワーヌ・ブールデルのかつてのアトリエを公開するこの美術館は、作品の存在感と空間構成の美しさが見どころです。英雄や神話を主題にした力強い彫刻が、屋内外の展示スペースに点在し、観る者に静かで深い感銘を与えます。特に吹き抜けの展示室や屋外庭園は、作品と自然光が調和する設計となっており、時間の流れとともに表情を変える彫刻群を堪能できます。アカデミックな芸術表現を体で感じられる名館です。

▶️ アクセス
メトロ4, 6, 12, 13号線「Montparnasse – Bienvenüe」駅
▶️ 開館時間・休館日
10:00〜18:00(月曜休館)
▶️ ひとことレビュー
静かな中庭とアトリエに、ブールデルの魂が息づく場所。彫刻の力強さと繊細さを同時に感じられる、パリの隠れた名所です。思い立ったらふらっと立ち寄れる美術館。彫刻に興味がある方はもちろん、静かな美術館でゆったりとした時間を過ごしたい方にもおすすめのスポットです。
8. ヴィクトル・ユーゴ記念館(Maisons de Victor Hugo)
名作『レ・ミゼラブル』誕生の背景にふれる、文豪の創作空間。
バスティーユ広場に面するヴォージュ広場に位置するこの館は、ヴィクトル・ユーゴが1832年から16年間住んだ家を改装した文学博物館です。彼の書斎や居間が再現され、家具・手紙・素描・家族写真などを通してその人生と創作活動に深く迫ります。とりわけ印象的なのは、ユーゴ自身のデザインによる室内装飾のセンスと、その政治的・芸術的な信念を感じさせる展示構成です。フランス文学と社会の関係を考える手がかりにもなる貴重な空間です。
▶️ アクセス
メトロ1号線「Saint-Paul」駅、またはメトロ8号線「Chemin Vert」駅から徒歩数分
▶️ 開館時間・休館日
10:00〜18:00(月曜休館)
▶️ ひとことレビュー
再現された書斎やサロン、豊富な展示資料を通じて、ユーゴの創作の源泉に触れることができました。静かな中庭でのひとときも、心に残る体験でした。庭に併設のカフェ「Mulot」でヴィクトル・ユーゴの作品を読みながらコーヒー休憩もおすすめ。
訪問の際は、無料ガイドアプリ「Chez Victor Hugo」(日本語)を活用すると、より深く展示を楽しむことができます👉iPhone / Android
9. ザッキン美術館(Musée Zadkine)
木漏れ日のアトリエで感じる、抽象彫刻の静かなエネルギー。
ロダンやブールデルと並ぶ20世紀初頭の彫刻家オシップ・ザッキンが暮らし、制作を行ったアトリエを美術館化した施設です。自然と調和する庭園には木彫や石彫が点在し、展示室内にも有機的で抽象的なフォルムが優美に配されています。観賞者が作品のまわりを歩きながら多方向から眺めることで、彫刻の形態と空間との関係を直感的に体験できます。小規模ながらも、静けさと詩的な佇まいに満ちた場所です。
▶️ アクセス
メトロ12号線「Notre-Dame des Champs」駅、4号線「Vavin」駅、RER B線「Port-Royal」駅から徒歩数分。
▶️ 開館時間・休館日
10:00〜18:00(月曜休館)
▶️ ひとことレビュー
リュクサンブール公園のすぐそば、静かな住宅街に佇むザッキン美術館。彫刻家のアトリエをそのまま活かした空間で、木や石の作品が自然光の中で静かに語りかけてきます。都会の喧騒を忘れ、芸術と対話する贅沢な時間を過ごせました。
10. ロマン主義美術館(Musée de la Vie Romantique)
19世紀ロマン主義の息吹が残る、詩情あふれる邸宅美術館。
モンマルトルの麓にひっそり佇むこの館は、画家アリ・シェフェールの邸宅兼アトリエであり、かつてジョルジュ・サンドやショパンら芸術家たちが集った場として知られています。現在は19世紀のロマン主義文化をテーマに、当時の肖像画や工芸品、書簡、ジュエリーなどを展示。特にジョルジュ・サンドに関する資料は国内随一の充実度を誇ります。春〜夏にかけて開放される中庭カフェも美しく、時間がゆったりと流れる空間です。
▶️ アクセス
メトロ12号線「Saint Georges」または「Pigalle」、メトロ2号線「Blanche」駅
▶️ 開館時間・休館日
10:00〜18:00(月曜休館)
【第一日曜が無料】おすすめ美術館5選
1. オルセー美術館(Musée d’Orsay)
印象派・ポスト印象派の名品に出会える、かつての駅舎が美術館へと生まれ変わった壮麗な空間

かつてパリ・オルレアン鉄道の終着駅として1900年に建設された「オルセー駅」の駅舎を改装し、1986年に開館した美術館です。収蔵品は19世紀半ばから20世紀初頭にかけての西洋美術に特化し、マネ、モネ、ルノワール、ゴッホ、ゴーギャン、ドガ、セザンヌら、印象派・ポスト印象派の巨匠たちの代表作がずらりと並びます。駅舎時代の巨大な時計やガラス天井が醸し出す光あふれる展示空間も、訪れる人々を魅了し続けています。
▶️ アクセス
メトロ12号線「Solferino」またはRER C線「Musée d’Orsay」から徒歩数分
▶️ 開館時間・休館日
9:30〜18:00(月曜休館)/ 木曜は21:45まで
▶️ 予約の仕方
無料の日も予約が必要です。5週間前の月曜日から予約開始。事前に何日から予約可能か予約サイトをチェックしておきましょう。
👉 第一日曜予約の予約サイトへ
2. オランジュリー美術館(Musée de l’Orangerie)
モネの《睡蓮》が静謐な空間に広がる、印象派とエコール・ド・パリの珠玉が揃う美術館

チュイルリー庭園の一角に佇むオランジュリー美術館は、クロード・モネの傑作《睡蓮》シリーズを巨大な楕円形の展示室に環状展示することで知られています。自然光が差し込む静謐な空間で、モネが晩年に追い求めた「水と光の詩情」に包まれる特別な体験ができます。また、ルノワール、セザンヌ、マティス、ピカソ、ユトリロ、モディリアーニらの作品を含む、ポール・ギヨーム・ジャン・ヴァルテル・コレクションも見応え十分。規模はコンパクトながら、質の高い鑑賞が楽しめます。


▶️ アクセス
メトロ1, 8, 12号線「Concorde」駅より徒歩3分
▶️ 開館時間・休館日
9:00〜18:00(火曜休館)/ 金曜は21:00まで
▶️ 予約の仕方
無料の日も予約が必要です。5週間前の月曜日から予約開始。事前に何日から予約可能か予約サイトをチェックしておきましょう。
👉 第一日曜予約の予約サイトへ
3. ケ・ブランリ美術館(Musée du Quai Branly – Jacques Chirac)
アフリカ、アジア、オセアニア、アメリカ大陸の民族芸術を集めた、世界文化の交差点
2006年に開館したケ・ブランリ美術館は、非欧米圏の伝統芸術と現代アートを融合させたユニークな美術館です。ピラミッド型のガラス温室や、緑に覆われた壁面ファサードなど、ジャン・ヌーヴェル設計による独創的な建築も話題。展示品はマスク、彫像、織物、儀式用具など、世界各地の民族文化を象徴する工芸品が中心で、アートの多様性と人類の創造力に触れることができます。セーヌ河畔という立地も魅力の一つです。
▶️ アクセス
メトロ6号線「Bir-Hakeim」駅、8号線「Ecole Militaire」またはRER C線「Pont de l’Alma」から徒歩圏内
▶️ 開館時間・休館日
10:30〜19:00(月曜休館)/ 木曜は22:00まで
▶️ 予約の仕方
公式サイトでは、無料の日も予約が必要と記されています。
👉 第一日曜予約の公式サイトへ
4. ピカソ美術館(Musée Picasso)
20世紀美術の巨人ピカソの生涯と創作の軌跡を、膨大な作品群でたどる専門美術館
パリ3区の歴史的建造物「サレ館」を改修し、1985年に開館したピカソ美術館は、画家の遺族から寄贈された膨大な作品と資料を所蔵・公開する世界屈指のピカソ専門館です。油彩画、素描、彫刻、版画、陶芸など、多岐にわたるピカソの創作活動を網羅しつつ、彼が影響を受けた作家の作品や資料も展示されます。制作過程が垣間見える素描や習作、私的コレクションも充実し、20世紀最大の芸術家ピカソの全貌に迫ることができます。
▶️ アクセス
メトロ1号線「Saint Paul」またはメトロ8号線「Chemin Vert」から徒歩
▶️ 開館時間・休館日
9:30〜18:00(月曜休館)/ 第一水曜は22:00まで〈有料日は12ユーロ〉
▶️ 予約の仕方
チケット販売公式サイトがありますが、第一日曜の無料の日については、サイトでは予約ができないので、当日の先着順のようです。

5. ギュスターヴ・モロー美術館(Musée Gustave Moreau)
象徴主義の巨匠ギュスターヴ・モローの自邸を公開した、幻想と耽美のアトリエ美術館

19世紀フランス象徴主義を代表する画家ギュスターヴ・モローが、自らの邸宅兼アトリエを改装し、没後に美術館として公開することを遺言したことで誕生した本館。細密な筆致と幻想的なモチーフで知られるモロー作品が、壁一面にぎっしりと飾られる展示室は圧巻で、特にらせん階段が印象的なアトリエ空間は美術愛好家にとって聖地とも言えます。スケッチ、油彩、版画、家具や書簡など、作家の世界観を余すところなく体感できる小さな宝箱のような美術館です。
▶️アクセス
メトロ12号線「Saint-Georges」または「Trinité」より徒歩5分以内
▶️ 開館時間・休館日
10:00〜18:00(火曜休館)
▶️ 予約の仕方
公式サイトでは、無料の日も事前予約を推奨しています。
👉 第一日曜予約の公式サイトへ
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1. 〈号外〉【第一金曜18時から無料】ルーヴル美術館(Musée du Louvre)
世界最大級の美術館で、古今東西の至宝と壮大な建築美に触れる知的冒険

かつて王宮として栄えた歴史を持つルーヴル宮を舞台に、1793年に美術館として一般公開されたルーヴルは、現在約38万点もの美術品を収蔵する世界有数のミュージアムです。古代エジプト・メソポタミアから、ギリシャ・ローマ、中世・ルネサンス、近世まで、ジャンルも時代も超えた膨大なコレクションを誇り、《モナ・リザ》《サモトラケのニケ》《ミロのヴィーナス》など、誰もが知る名品も数多く展示。
7・8月を除く毎月第1金曜日の18:00以降、無料開放されていて、普段とは異なる雰囲気での鑑賞が楽しめます。また、毎年7月14日の革命記念日も終日無料です。
▶️ アクセス
メトロ1・7号線「Palais Royal – Musée du Louvre」駅から直結
▶️ 開館時間・休館日
10:00〜18:00(火曜休館)/水・金は21:00まで
▶️ 予約の仕方
ルーヴル美術館の公式サイトによると、無料見学には事前予約が必要です。ルーヴル美術館のX(旧Twitter)アカウントをフォローしておくと、予約開始日と無料予約専用リンクを教えてくれます。
ちなみに4月6日(日)の無料の日については、3月31日(月)に無料予約専用リンク付ツイートがありました。18時から21時までの予約枠はすぐに埋まってしまうので、1週間くらい前になったらこまめにチェックしましょう。


📘おすすめ図書 : フランス美術史について知識を深めたい方へ
※以下の図録はアフィリエイトリンクを含みます
📝ルネサンスから印象派、象徴派まで、フランス美術の流れを一冊に凝縮した名著。美術史家・高階秀爾氏による解説は明快で、フランス絵画史をより深く学びたい人におすすめの一冊です。
わたしも20代の頃に購入し、ルーヴル美術館でプッサンやブーシェなどの絵画の前で読んだ思い出深い本です。これからもずっと手元に置いておきたい一冊です。
📝名画をめぐる旅へ。ラ・トゥール、モネ、シャガールなど、巨匠の絵画と共にフランスを旅するエッセイ集。全150点の作品を収録した、絵画初心者にもおすすめの豪華ビジュアルブックです。
📝古代から現代アートまで、豊富なビジュアルとともに、西洋美術の流れを一望できる決定版。全11章構成で、美術の起源から今日の動向までを網羅しています。重要なテーマごとに見開きでまとめられており、どのページからも読み始められる工夫が嬉しい一冊。初学者から美術好きまで、幅広い読者におすすめできる美術史ガイドです。
パリおすすめ無料美術館リスト一覧〈リンク付き〉
| 美術館名 | 分類 | 説明(80字以内) | URL(公式) |
|---|---|---|---|
| パリ市立近代美術館 | 常時無料 | パリ市立の近代美術館。20世紀美術を中心に展示 | https://www.mam.paris.fr/ |
| プチ・パレ | 常時無料 | 美しい建築と多彩な常設展示で人気の美術館 | https://www.petitpalais.paris.fr/ |
| カルナヴァレ美術館 | 常時無料 | パリの歴史に焦点を当てた市立美術館 | https://www.carnavalet.paris.fr/ |
| バルザックの家 | 常時無料 | 文豪バルザックの旧居を利用した文学博物館 | https://www.maisondebalzac.paris.fr |
| セルヌッキ美術館 | 常時無料 | アジア美術を専門とする市立の東洋美術館 | https://www.cernuschi.paris.fr/ |
| ブールデル美術館 | 常時無料 | 彫刻家ブルデルのアトリエを改装した美術館 | https://www.bourdelle.paris.fr/ |
| コニャック・ジェイ美術館 | 常時無料 | 18世紀美術品を展示するこぢんまりした美術館 | https://www.museecognacqjay.paris.fr/ |
| ヴィクトル・ユーゴ記念館 | 常時無料 | ヴィクトル・ユゴーが暮らした家を公開 | https://www.maisonsvictorhugo.paris.fr/ |
| ザッキン美術館 | 常時無料 | 彫刻家ザッキンの邸宅兼アトリエを公開 | https://www.zadkine.paris.fr/fr |
| ロマン主義美術館 | 常時無料 | ロマン主義の時代を紹介する美術館 | https://museevieromantique.paris.fr/fr |
| オルセー美術館 | 第一日曜無料 | 印象派の傑作を多く所蔵する世界的な美術館 | https://www.musee-orsay.fr/ |
| オランジュリー美術館 | 第一日曜無料 | モネ「睡蓮」連作で有名なコンパクトな美術館 | https://www.musee-orangerie.fr/ |
| ケ・ブランリー美術館 | 第一日曜無料 | アフリカ・アジア・大洋州美術を扱う博物館 | https://www.quaibranly.fr/ |
| ピカソ美術館 | 第一日曜無料 | ピカソの作品と生涯を網羅する専門美術館 | https://www.museepicassoparis.fr/ |
| ギュスターヴ・モロー美術館 | 第一日曜無料 | 画家ギュスターヴ・モローの旧居兼美術館 | https://musee-moreau.fr/ |
| ルーヴル美術館 | 第一金曜18時から無料 | 世界最大級の美術館、モナリザなど名品が揃う必訪スポット | https://www.louvre.fr/ |
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気軽に立ち寄れる「無料美術館」から、特別な日に訪れたい名館まで、パリは何度でも訪れたくなる芸術の宝庫です。
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