更新日:
「パリミュージアムパス(Paris Museum Pass)」ってご存知ですか?ルーヴル美術館やオルセー美術館をはじめとする名だたる美術館を、定額で何か所もめぐれる便利なパスです。
パリを旅するなら、ぜひ知っておきたいお得な情報のひとつです。今回は、パリミュージアムパスの種類や価格、対象施設、買い方、使い方の基本情報をまとめてご紹介します。美術館めぐりがメインの旅をお考えの方には、特に有益な情報ですよ。
パリミュージアムパスとは?
「Paris Museum Pass(パリミュージアムパス)」は、パリとその近郊にある約50ヶ所の美術館・博物館・歴史建造物に入場できる共通入館パスです。どの施設にも一回に限り入場することができます。
パリミュージアムパスの種類(2026年現在)
パリミュージアムパスには、滞在日数や旅行スタイルに応じて選べる3つの種類があります。
利用期間に応じて、2日、4日、6日パスがあり、それぞれ利用を開始した時刻から分単位で48時間、96時間、144時間の利用が可能です。
| 種類 | 利用可能日数 | 向いているスタイル |
|---|---|---|
| 2日パス | 48時間 | 短期間で集中して観光したい方、週末旅行など |
| 4日パス | 96時間 | ゆとりを持って市内・郊外の美術館や観光地を周遊したい方 |
| 6日パス | 144時間 | 滞在期間が長めで、じっくりと多くの施設を巡りたい方 |
パリミュージアムパスの公式サイト価格 (2026年1月現在)
*1€=¥180で計算しています
【2日間】が、85ユーロ(+手数料2.48€) 合計87.48€ (約15,746円)
【4日間】が、105ユーロ(+手数料3.15€) 合計108.15€ (19,467円)
【6日間】が、125ユーロ (+手数料3.83€) 合計128.83€ (約23,189円)
※手数料(Frais de service)は3.5%です
パリミュージアムパスのメリット。ここが便利!
ミュージアムパスを利用する最大のメリットを具体的にご紹介します。
- 入場料をいちいち払う必要がなく、スムーズに観光できて時間節約に
- 短期間に複数施設を回るほどお得に
- 人気施設での長蛇の列を回避(優先レーン対応あり)
- ヴェルサイユ宮殿やフォンテーヌブロー城など郊外の施設もカバー
パリミュージアムパスはどこで使える?(Googleマイマップで見る)
パリミュージアムパスの対象施設は約50ヶ所。ルーヴル美術館やヴェルサイユ宮殿などの定番から、地元民も訪れるニッチな穴場まで幅広く対応しています。
下記の↓『パリミュージアムパス対象施設マップ』↓には、すべての対象施設をわかりやすく記しました。近くの施設を同じ日に続けて行くなど、効率よく回る為の参考にしてください!
- 54ヶ所の各施設に1〜54の通し番号を振り、青色で表示。
- ルーヴル美術館をはじめとする入場時間枠の予約が必要な施設を黄色で表示。事前に各施設の公式サイトで予約をしましょう。
パリミュージアムパス対象施設マップ
(2026年5月現在54ヶ所)
Googleマイマップの操作方法

全ての施設名一覧表を開く

Googleマップアプリで表示する

各番号の施設の情報を見る
入場時間枠の予約が必要な施設(2026年現在)
施設名をクリックすると各施設の公式サイト-パリミュージアムパス時間枠予約画面が開きます。
パス購入前でも施設の予約はできます。パリミュージアムパスを現地で購入する場合でも、旅行が決まったら早めに時間枠の予約をすることをおすすめします!!
パリミュージアムパスは実際に美術館でスキャンした時点で有効になるので、パス購入時点で日程を決める必要はありません。
訪問日が決まったらパスを購入し、その後ネットで事前予約が必要な美術館の予約をする、または、事前予約が必要な美術館の予約をしてからパリミュージアムパスを購入する、どちらの順序でも大丈夫です。
🔍 ルーヴル美術館での時間枠予約方法をチェックする
🔍 オルセー美術館での時間枠予約方法をチェックする
🔍 あわせて読みたい

パリミュージアムパスはこんな人におすすめ
パリミュージアムパスは、“必須アイテム”というわけではありませんが、条件に当てはまる方にとっては非常にお得で便利な観光アイテムです。どんな人に向いているかをまとめました。
- 2日以上で複数の有料美術館・博物館を回る予定のある人
ルーヴル美術館やヴェルサイユ宮殿など、入館料が高めの施設をいくつも訪れる場合、個別に支払うよりも割安になります。 - 滞在時間を効率的に使いたい人
多くの施設でチケット売り場に並ばずに入場できる「優先入場レーン」が使えるため、混雑時でも時間を節約できます。 - パリ市内観光と郊外観光を組み合わせたい人
ヴェルサイユ宮殿、フォンテーヌブロー城、ランブイエ城など郊外の人気スポットも対象に含まれています。 - 美術や歴史が好きで、美術館や史跡巡りが旅のメインの人または気軽に立ち寄りたい人
入場料をその都度気にせず、「ちょっと寄ってみよう」「少しだけ見てみよう」といった使い方も可能です。
パリミュージアムパスの使い方と注意点
ミュージアムパスを上手に使うには、事前の確認とちょっとした準備が肝心です。現地でのトラブルや時間ロスを避けるため、思いつく限りの注意点をまとめてみました。
1. 事前予約が必要な施設がある
すでにご説明しましたが、ルーヴル美術館やヴェルサイユ宮殿など、施設によっては事前に時間枠の予約が必要です。予約の際にパリミュージアムパス番号などの情報は必要ないので、パス購入前でも時間枠の予約は可能です。
2. パスは初回スキャンで有効化され、連続した時間でカウントされる
2日・4日・6日パスは「最初にスキャンした時点から数時間」で計算されます(例:2日パス=初回スキャンから48時間)。利用開始のタイミングは訪問する施設の休館日を考慮して選びましょう。
3. 基本は「各施設1回のみ」入場。再入場できない場合が多い
一度出ると再入場できないケースが多いため、長時間滞在する予定の施設ではランチのタイミングなど事前に計画を立てておくと安心です。(基本的に施設内での飲食は不可)
4. 特別展や一部プログラムは対象外/追加料金の可能性あり
パスで入れるのは基本的に常設展のみ。企画展や夜間の特別ショー、特別イベントは別途料金や予約が必要な場合があります。見たい展示がある場合は事前に確認してください。
5. 紛失・盗難の際は要注意(原則返金不可)
現地購入、公式サイトの場合、パスのキャンセル・払い戻しはできません。一方、チケット販売サイトのTiqets(チケッツ)では24時間前まで無料キャンセルが可能です。購入前に条件をよく確認しておきましょう。
6. スマホ表示でも提示可能だが、表示不備に注意
パスのPDF画面をスマホで提示する場合は、画面が切れていたり解像度が低いと認められないことがあります。事前にPDFをダウンロードしてからスクショを撮ったり、印刷したものを準備しておくと、ネット環境が悪い場所でもすぐに提示できて安心です。
7. 入場時のセキュリティ/手荷物検査で並ぶことがある
優先レーンが使えても、金属探知や手荷物検査で待ち時間が発生することがあります。大きな荷物はホテルに置くなど身軽に行動するのがおすすめです。
8. 販売ルートにより条件が異なる
公式サイト以外(旅行代理店やチケット販売サイト)で買うと手数料や返金規定が違う場合があります。購入前に「販売条件」をよく確認してください。
9. 音声ガイドや特別ツアーは含まれない
多くの施設で音声ガイドやガイドツアーは別料金です。必要なら別途予約・支払いが必要になります。
10. 休館日や営業時間に注意
施設ごとに休館日や夜間開館の曜日、時間帯が異なります。パスの有効期間と、行きたい施設の休館日が重ならないように、また、夜間開館している曜日と組み合わせるなどしてプランを組むようにするのがおすすめです。訪問前に最新の公式情報を確認しましょう。
🔍 あわせて読みたい

元が取れるモデルプラン|2日間でどれくらいお得?
それでは、パリミュージアムパスの値段が高いのか安いのかモデルプランを作って検証してみます。
【モデルプラン1】初めてのパリ旅行・パリ滞在2日間
| 施設名 | 入場料 |
|---|---|
| ルーヴル美術館 | 32€ |
| オルセー美術館 | 16€ |
| コンシェルジュリー・サント・シャペル | 13€ |
| パリノートルダム大聖堂 (塔) | 16€ |
| ヴェルサイユ宮殿 | 35€ (4月〜10月) ・ (11月〜3月は25€) |
| 合計 | 112€ (11月〜3月は102€) |
この2日間のモデルプランはパリが初めての方がよく行かれる施設5ヶ所を訪問するコースです。
個別入場料の合計は冬場の11月〜3月なら102€。4月〜10月の間は112€ですので、パリミュージアムパス2日券の85€(+手数料2.48€を加えると87.48€)と比べると24€以上(1€=180円として4400円以上!)も安くなります。
🗝️ アドバイス
2日間の場合は、行きたい施設の入場料と比較して、買うかどうか決めるのが賢明です。
特に有効期間の2日間に、月曜日と火曜日が含まれる場合は注意してください!というのは、オルセー、オランジュリー、ヴェルサイユ宮殿は月曜日休館、ルーヴルは火曜日休館です。また、5月1日はフランスの祭日メーデー、《フランス人が労働しない日》。ほとんどの施設や店舗が閉鎖しますので、この日も含めないようにしてください!!
4日間、6日間となると利用回数も増えるので、かなり元が取れると思います。
また、18歳未満、およびEU在住26歳未満の方は多くの施設で入場が無料になるため、パスの購入は不要です。事前に各施設の入場無料の対象範囲を確認しておきましょう。
パリミュージアムパスの購入方法
パリミュージアムパスは旅行前や旅行中に公式サイトやチケット販売サイトでオンライン購入する方法と、空港や一部の美術館などで現地購入する方法があります。それぞれ注意点をまとめると次のようになります。
パリミュージアムパス公式サイトで購入する際の注意点
*1€=¥180で計算しています
| 最も安く買える(手数料がかかる) → 2日券が約15,742円(87.48€) |
| キャンセル不可 |
| サイトは英語かフランス語表示 |
| 購入後すぐにEチケットが届く → 受取りに行く必要がない (現物のパスを記念にとっておきたい方には不向き) |
| 公式サイトで購入についてもっと詳しく見る→ |
チケット販売サイトで購入する際の注意点
〈Tiqets(チケッツ)で購入のケース〉
*1€=¥180で計算しています
| 公式サイトより高い → 2日券が約20,318円(110€) |
| 購入後、引換コードが届く → ルーヴル美術館近くの パリ・シティ・ビジョン代理店(Googleマップ) で受取り(月〜日9:00〜17:00) |
| 受取日(代理店訪問日)の24時間前までキャンセル可・全額返金 |
| サイトは日本語表記 予約も日本語で可能 |
| パリミュージアムパスとクルーズなどのセット料金もあり |
| チケット販売サイトで購入についてもっと詳しく見る→ |
また、〈セーヌ川クルーズとパリミュージアムパス〉や〈ガルニエ宮: セルフガイドツアーとパリミュージアムパス〉など、パリミュージアムパスには含まれていない観光施設のチケットとのセット売りも販売されていて、一括購入で時短にもなります。セットで購入するツアーの無料キャンセル規定はパリミュージアムパスの規定と異なることがありますので、申し込みの際、利用案内をご確認ください。
あわせて読みたい✨

現地でパリミュージアムパスを購入
パリ到着後にカウンターで直接購入する方法もあります。購入できる場所と注意点をいくつかあげてみます。
主要な美術館・モニュメントのチケット窓口
対象のすべての施設ではありませんが、オルセー美術館、オランジュリー美術館、凱旋門、ロダン美術館などの主要スポットの窓口で購入可能です。
(開いた画面の'MUSEUMS-MONUMENTS'をタップ)
【公式サイトの最新リンク🔗です】
💡アドバイス
ルーヴルやオルセーなどは「パスで入場するための事前予約」が必須(2026年現在)のため、パスを買うために窓口の列に並ぶこと自体がタイムロスになります。そのため、「最初の穴場スポット(比較的空いている美術館など)で事前に購入する」のが現地購入のコツです。
例えば、ロダン美術館(アンバリッドに近い)、ピカソ美術館(マレ地区)、ケ・ブランリ美術館(エッフェル塔に近い)、シテ建築遺産博物館(トロカデロ広場、エッフェル塔に近い)は、人気観光地に近いので、ついでに購入しやすいロケーションにあります。
主要な空港のTOURISM INFORMATION POINT窓口
シャルル・ド・ゴール空港ターミナル1および2Aから2Fすべての到着ロビーにあるTOURISM INFORMATIONで購入ができます。営業時間は窓口により異なりますが、朝7:30頃から夜8:45までの窓口が多いので、早朝深夜の便で到着する場合は別の場所で購入することをおすすめします。
(開いた画面の'AIRPORTS'をタップ)
【公式サイトの最新リンク🔗です】
さいごに
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
この情報が、あなたのパリ旅行をもっとお得に、もっと楽しくしてくれるヒントになれば嬉しいです。
あわせて読みたい🔍

